親ガチャというディスタンクシオン
親ガチャはディスタンクシオンです。
ディスタンクシオンとは社会学者であるピエール・ブルデューによって提唱された「階級・階層」のことであり、「文化資本」や「社会資本」が「経済的資本」と同じように継承・相続されるというものです。
簡単に言えば、自分の好みや趣向は親から引き継がれ、自分が幼いころから馴染んだものを好むということです。
さらに分かりやすく乱暴にまとめると、好きになるものや自分が今いる社会的な立場は、全て「生まれ」によって決まっているということです。
これは昨今言われている「親ガチャ」と同じだと言えます。
つまり、子供の運命は、親によってすべて決められているということです。
一例として、一流大学に通っている生徒の多くは、親が高所得者であることが分かっています。
つまり、子供に対して優れた教育や接し方、適切な投資を行える親の子供が、社会的に上層と言われる立場になれるということです。
このことから、親というガチャに当たらない限り、子供の運命は開かれにくいと言え、運は実力のうちではなく、実力は運のうちであることが言えます。
そんな「親ガチャ」に外れた、大人になっても親のしがらみに囚われたり苦しんでいる人は、このことを理解することで苦しみが少し減るのではないかと思います。勿論事実が変わるわけではないし、解決策とはなり得ないかもしれませんが、原因や敵が分かることは非常に大事です。
昔と違い、家族は今や自分で選び取るものです。自分のことを本当に理解しようとしている人だけに意識を向けてください。
再びワンコを迎えることについて背中を押してくれたマンガ
13年以上一緒に暮らした愛犬との別れは、私にとってあまりにもつらい出来事でした。
ペットロスという一言で片づけられないくらいに。
もう一度ワンコを迎えるかどうか、言葉上だけでなく本当に吐くほど悩みました。
そんな中、もう一度ワンコを迎えることに対して背中を押してくれたマンガを紹介します。
これらが無ければワンコを迎えることはなかったと思います。
それくらい自分の心に突き刺さり支えとなってくれ、決心させてくれました。そして今も何度も読み返しています。
その作品は…、
まずアニメ化もされた「ドッグシグナル」です。
https://sippo.asahi.com/feature/?key=11030585
私が今幸せなワンコライフを送れているのは、これらのマンガがあるからと言っても過言ではありません。
犬を飼っている人も、飼うかどうか悩んでいる人もぜひ読んで欲しい、そんな素晴らしい作品達です。
親への忖度
子供は親に忖度します。
親は子供が忖度していることを知らない為、まるで子供が本気でそう思っている、行動している、感じていると勘違いします。
子供がそう行動した結果、親は自分が親でいることを実感できます。
つまり、親はどれだけ子供に「親でいさせて貰っている」かを分かっていません。
親は子供を許していると思っていますが、「子供が親を許している」のです。
もし子供にしたようなことを他人にしたらどうなるでしょうか?一瞬で縁を切られると思います。
親でいることに胡坐をかき、不勉強、怠惰な親は時代にも付いていけず、子供にとっても害悪でしかありません。
昔と違い、今は家族は選び、選ばれる時代です。
血のつながりを叫ぶしかなかったり、育てた恩を売るしかなかったり、話を聞かず、過去を省みず、自分の主張ばかりを通すような親とつながっている必要はありません。
そして、加害者にとっては過去の話であっても、被害者にとっては今現在の話なのです。
自分を大切にし、自分を大切にしてくれる存在を見つけましょう。例えそれは種が違ったとしてもそんな存在が必ずいます。心を大切にこれからも生きていきましょう。
自己責任で片づけられる地方移住詐欺
イメージ戦略として宣伝に金をかけ、内実は全く伴っていない場合、人はそれを「詐欺」と呼びます。
商品であれば消費者庁から勧告を受けるでしょう。
しかし、そういったことが地方移住誘致においてはまかり通ってしまいます。
地方移住は役所など地方自治体、もしくは官から補助などを受けた第三セクターなどが執り行っているところが多いです。
そういった公の機関が、中身は空っぽで、金を払って良いイメージだけを宣伝し、人を呼び込もうとしているのが地方移住誘致です。
つまり官が大手を振って詐欺行為を働いているのです。
しかし、例え「言っていることと中身が違っているじゃないか」などといっても無駄です。
全ては、「自己責任」に帰着されます。
「移住した人がその土地に合わなかった」
「移住した人がよく調べなかった」
など、臆面もなく「責任は一切取れません」と言い切ります。
そしてそれは、自殺などが起こったとしてもです。
このような変わることのない現実において、
「移住して人生を好転させたい」「目先を変えたい」「人が温かい田舎で暮らしたい」
などとと思っている人に対して、地方移住した私がアドバイスするならば、
「場所を変えても人生は決して好転しない」
ということです。
「どこで生きるか?」
ということではなく、
「どう生きるか?」
ということに尽きると思います。勿論場所を変えることによって、自分がしたい生き方を行えるのであれば、地方移住も大いにありでしょう。
したがって、自分の心を深く見つめることが人生を好転させる唯一の方法だとも言えます。
しかし、それとは別で、詐欺行為に近い中身の伴っていない、もしくは仕事をしてないとすらいえる移住誘致に関わっている人たちには怒りさえ感じ、許されることではないと私自身は感じていますが。
他人のする不快な話に耳を傾ける義務はない
他人に対して共感を持てる人は、ついつい他人の話を「うんうん」と言って聞いてしまいがちです。
しかし、そんなことをする義務はありません。
カウンセリングや、はたまた場末の飲み屋など、人の話を聞いてもらうには本当はそれなりの対価を払う必要があります。
しかもその中で、自分の聞きたくない話や質問(マイクロアグレッション)をぶつけられることもあります。
https://fluffy-brown.hatenablog.com/entry/answer/
他人からどうでも良い話や、身勝手な価値観を聞かされることは本当に不快だと感じると思います。
そしてその時、「そこに自分は存在していないような気になる」と思います。
このセリフは私の大好きな漫画「作りたい女と食べたい女」の4巻に書かれているセリフです。
悪い情報がネットに載らない田舎
今の世の中ネットで調べれば大抵の情報は手に入ります。
しかし、田舎はあまりにも僻地すぎる為、情報が極端に少ないです。
なので、移住する際や訪れる際は、
「悪いネット情報や口コミがないから悪い所ではない」
「口コミや評価が高いということは良い所(店)だ」
ということにはならないので注意が必要です。
なんなら、良い情報や口コミばかり載っていたりします。あたかも素晴らしい場所のように。
田舎の美味しいと言われる飲食店やお土産店、宿泊施設などはその典型です。
口コミの見分ける方法の一つとして、
「良い評価のものばかりで悪い評価のものがほとんどない」というのは注意が必要です。特に口コミの数が少ない(30件以下でしょうか?)場合は危険です。
尚且つ、それらの良い口コミや宣伝など(雑誌に掲載)は「身内で固められている」、「金を払って載せてもらっている」場合が多いです。
また、僻地は悪い情報も隠されることもしばしばです。
「この現代でそんなことが可能なのか?」
と思われるかもしれませんが、可能です。田舎はそういった場所です。
八つ墓村ではありませんが、本当に田舎や地方は恐ろしいです。
田舎に行く際は気を付けてください。
「毒親」の影響
「毒親」という言葉が聞かれて久しいですが、私自身も毒親に苦しんできた(いる)人間です。
毒親の恐ろしさは子供の時のみならず、大人になっても影響が残る、もしくは大人になってから出てくる点です。
そして、子供自身も親の影響でメンタルなどに影響が出ていることに気づいていない場合も多いです。
私自身も書籍をたくさん読んだり、文献に当たったり、自分の心を深く掘った為に気づくことができました。そして、何よりパートナーとの「対話」も大きかったです。
多くの人は心を掘るような会話は、例え夫婦間であっても行われないことが多いようです。しかし、自分一人で心を見つめるには限界があります。
もしそういった対話をできる相手がいないのであれば、お金が掛かりますが、「信頼できる精神科医」を見つけることをオススメします。
ただ、精神科の敷居は昔よりは低くなったとはいえ、やはり行くことに抵抗があったり、金銭的な余裕がなかったり、何より前述したように「信頼できる精神科医」を探すことが大変です。
なので、手軽なところで書籍はオススメです。専門的な文献に当たらなくても良書はあるのでぜひ読んでみると、「問題の把握」は可能になります。
私が良かった、もしくは参考になった本を載せておきますので、気になる人は読んでもらえればと思います。
親を擁護する声もあるとは思いますが、子供の精神的な不調(大人になってからのものも含む)は、親の子供への接し方が原因になっていると言い切ってしまって良いというのが私自身の考えです。それは一見親とは何の関係も無いと思える場合でもです。