「しなければならないこと」なんてない!

他人は勝手なことを言う

他人はいつもこちらの事情を考えず勝手なことを言います。

特にその人の価値観を押し付けられたときほどうんざりするものはありません。

その言葉に、

「~しなければ駄目だよ」

というものがあります。

大きなお世話です。

しかも、それは少しもこちらにとっては「しなければならないこと」なんかではなく、むしろ「したくないこと」だったり「どうでもいいこと」だったりすることが往々にしてあります。

特に高齢の方はこういったことを言う傾向にありますが、それ以外の人も他人に「しなければならない」などと言う時があります。

しなければならないことなんてない

人生において「しなければならないこと」などそうありません。

もしあるとすれば「生きる」ということでしょうか?

後は自分の中でポリシーや、やるべきこと、やりたいことを考え、「しなければ」と思い行動するものだと私は思います。

他人に対して、「しなければならない」などという言葉を使って、自分の価値観を相手に押し付け、相手の行動を変えたり、縛ったりしようとすることほどおこがましいことは無いと私は感じます。

特にそれが他人に対して迷惑が掛かっていないことや、道徳的に反していないことならなおさらです。

まとめ

「他人は自分が幸せになるために存在しているのではない。だから勝手な言動をする」

という言葉があります。

しかし、だからと言って相手への配慮やエンパシーの欠けた言動は相手を不快にさせますし、そういったことが大きくなれば分断を招きかねません。

「エンパシー」については、ブレイディみかこ氏の「他者の靴を履く」という本が大変分かりやすく秀逸です。気になる方はぜひ読んでいただければと思います。

多様性が叫ばれて久しいですが、この日本でどれほど他者へ思いを馳せた行動がとれる人がいるだろうかと考えずにはいられません。