北海道の大きな気温差は、犬の「逆くしゃみ」を引き起こす!?逆くしゃみの治し方。

犬の逆くしゃみ

私と暮らしているHSPは、子供の頃から「逆くしゃみ」になることが度々あります。

「逆くしゃみ」とは言われていますが「くしゃみ」ではなく、「発作性呼吸」という症状です。

症状としては、「ブーブー」、「ズーズー」、「フガフガ」などと聞こえる音を出しながら苦しそうに呼吸をします。

首を前後に動かしたり、手足を少し広げ踏ん張っているような様子も見せたりします。

あまりにも苦しそうな音が出る呼吸になるため、初めて聞いたときは焦りますし、今でも慣れません。

病気という訳ではないのですが、原因もよく分かっていないらしく、治療法はないようです。

ただ、小型犬や鼻ぺちゃ犬に多く鼻腔の管の細さや短さが関係しているとも言われています。

気温差が関係

HSP犬の場合、内地にいるときは、季節の変わり目や、冬に暖かい室内から寒い外に出た時などによく起きました。

温度差に敏感なHSPは、気温差による刺激によって様々な症状を見せます。

そういったこれまでの傾向から、少なくとも我が家のHSP犬の場合は、

急な温度変化によって「逆くしゃみ」が引き起こされる可能性が高いということが分かってきました。

なので、部屋の暖房や冷房をあまりにもきかせて、中と外の温度差を大きく作らないようにしてきました。

しかし、北海道に移住すると、毎日のように「逆くしゃみ」が起こるようになってしまいました。

これは、予測ですが、私の住んでいる地域は、一日の温度差がとても大きいです。

夏でも、朝と昼間で気温差が20度以上あることも珍しくありません。

さらに冬は、室内と外の気温差はどうしても大きくなってしまいます。

マイナス20℃の外とそう変わらない室温にしてしまっては、当然凍えてしまいます。

そして、その推測を決定づけるのが、冬に暖かい室内から外に散歩に出た時や、窓を開けたりして冷たい空気が部屋の中に流れ込んだ時に必ずと言っていいほど逆くしゃみが起きてしまうのです。

逆くしゃみの対処

以上から、私の推測は当たっているのではないかと考えています。

なので、出来る限り鼻への温度差によって起きる刺激を少なくしてあげたいと思っています。

しかし、それにも限界があり、逆くしゃみが起きた場合の対処も考えていく必要があります。

そして、この11年間で逆くしゃみの対処方法で、効果のあったものをいくつか挙げておきたいと思います。

まずは、人間の過呼吸のときにするように、入ってくる空気量を減らす方法です。

やり方は「鼻の穴をつまんで塞ぎ、一時的に呼吸を止める方法」です。

軽いものだとこれで治る場合があります。

しかし、当然息ができなくなり、ワンコに負担がかかるので短い時間で済ます必要があります。

次は、「熱いお湯をマグカップなどに入れ、それを鼻先に近づけて、湯気を鼻に当てる方法」です。

これは結構効果があります。

最後は、「鼻に直接水やぬるま湯をつける方法」です。

これもかなり効果があります

実は、逆くしゃみになるときは、寝起きも多いです。

犬は、通常鼻が濡れていますが、寝ている最中は渇いています。(確認するときは、寝ている最中はかわいそうなので、彼らがうたたねをして目が覚めたときなどに確認してください笑)

そして、その寝起きの、鼻が渇きすぎたときに、逆くしゃみが起きるのです。

つまり、鼻が渇きすぎてしまうことによっても、逆くしゃみが引き起こされるのではないかと推察されます。

今まで、逆くしゃみの治し方については、色々調べてもあまり効果的なものはありませんでした

なので、自分で色々考え、11年間試して効果のあったものが上記のものです。

勿論私は専門的な実験を行ったうえで、この答えを導き出したわけではありません。

逆くしゃみが増えたのも、環境の変化や、加齢によるものなのかもしれません。

ただ、逆くしゃみは病院に連れて行ってもよくなることはあまりありません。

ならば、少しでも、「愛犬が苦しくないようにするにはどうしたらいいか?」を考えてあげるのが飼い主の務めだと考えています。

逆くしゃみに限らず、「一体どうすれば快適に長生きできるか?」

常にそれを考えて、寄り添っていきたいと思っています。